葉の「濡れ」を見える化 — 病害予測の決め手
多くの植物病害は、葉の表面が水で濡れている時間(葉面濡れ時間)と密接に関係しています。露・降雨・霧・灌水などによって葉が濡れている時間が長いほど、糸状菌などによる感染リスクは高まります。
葉面濡れセンサ PHYTOS 31(メータージャパン株式会社製)は、センサ表面の誘電率の変化をとらえることで、葉に付着した水分(濡れ)の有無と継続時間を計測します。本物の葉に近い熱的・物理的特性を持つよう設計されており、塗装や個別キャリブレーションを行わずにそのまま設置できます。
計測した葉面濡れデータは、IoTゲートウェイ「Norman mini」に接続することでクラウドへ送信され、いつでも閲覧・活用できます。
活用シーン
- 病害発生予測(うどんこ病・べと病・炭疽病などの感染リスク評価)
- 農薬散布タイミングの最適化と防除コストの削減
- 露・霧・降雨による葉面濡れ時間のモニタリング
- 灌水・かん水方法(頭上散水など)の影響評価
- 圃場の微気象(マイクロクライメート)の把握
FEATURES
製品の特長
誘電率式で高感度
センサ表面の誘電率の変化を検出することで、ごく薄い水膜や結露まで高い感度でとらえます。水分の付着・乾燥の様子を連続的にモニタリングできます。
本物の葉に近い設計
実際の葉に近い熱的・放射的特性を持つよう設計されており、葉が濡れる・乾くタイミングを忠実に再現。塗装や個別キャリブレーションは不要です。
IoTクラウド連携
Norman miniに接続すれば、葉面濡れデータをクラウドへ自動送信。Sapflow Monitorからいつでもどこでも確認できます。
SYSTEM
利用構成
葉面濡れセンサ PHYTOS 31 は、IoTゲートウェイ「Norman mini」と組み合わせてご利用いただきます。圃場の作物の近くに設置したセンサが計測した葉面濡れデータは、Norman miniを介してクラウドへ送信され、ブラウザ上のクラウドアプリケーション「Sapflow Monitor」(cloud.agrishot.com)からいつでも閲覧できます。
温湿度・日射などの環境データと併せて記録することで、病害発生リスクの評価や防除の意思決定を、データに基づいて行えます。
葉面濡れセンサ
PHYTOS 31
作物の近くに設置し
葉面の濡れを計測
アグリショット
クラウド基盤
セットアップの流れ:センサを作物の近く(葉と同じ高さ・向き)に設置 → センサコネクタを Norman mini の ch1〜4 に接続 → Norman mini の電源を入れると、設定不要で計測・送信が開始されます。閲覧には Sapflow Monitor のユーザーアカウント(有料)が必要です。詳細は取扱マニュアルをご参照ください。
SPECIFICATION
製品仕様
| 製品名 | 葉面濡れセンサ PHYTOS 31(Leaf Wetness Sensor) |
|---|---|
| 製造元 | メータージャパン株式会社(METER Group) |
| 計測対象 | 葉面の濡れ(水分の付着)の有無・継続時間 |
| 計測原理 | 誘電率(静電容量)の変化を検出 |
| 特長 | 本物の葉に近い特性を再現/塗装・個別キャリブレーション不要 |
| 接続ゲートウェイ | Norman mini |
| 主な用途 | 病害発生予測、防除タイミングの最適化、圃場微気象のモニタリング |
※ 詳細な寸法・電気的仕様・対応作物などは、用途に応じてご案内いたします。お気軽にお問い合わせください。